#119 Article 7768 Posted at 1996/08/05 22:57:00 by ウメポン (MAP2007) [MUSICAL]

Subject: セーラースターズミュージカル、感想

『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ ’96サマース
ペシャルミュージカル』の初日公演に行ってきました!

 今回も前回に勝るとも劣らず、大変すばらしいものにできあがって
いました。でも、最後が、最後がね(;_;)

 では感想です。とはいっても公演中ですので細部は書けませんので、
それなりに。

 今回は「コンサート性・ライブ性を前面に押し出し」とのことだっ
たのでどうなるのかな? と思ったのですが、そのものズバリでした。
つまり、話の設定としてもそういうものを扱っているため、「劇の中
で突然歌が出てくる」という、ミュージカルに不慣れな人にとっても
違和感無く入り込めるのではないかな? と思います。
 ただ、手拍子をする・したほうが面白くなるシーンが増えましたの
で、そういうのが苦手・嫌いな人にとっては、気になる点かもしれま
せん。
 特に。とあるシーンで、ほたるちゃん(武田恵子さん)とちびうさ
(白井珠希ディアちゃん)が客席のそばで手拍子するシーンがありま
す。そのシーンの曲は全て「新曲」で、手拍子がちょっと聞き慣れな
いとうまくできないかな? と思っていました。ところがこの二人、
手拍子で普通の「パンパンパン」なところはともかく、ちゃんとポイ
ントで「パパン」という連打をしてるんです、この二人。僕は一階最
後列という席に座っていたため舞台の動きとその二人が平行して見ら
れたので、なかなか良かったです。

 そんなわけで、「このシーン」になったら、初めての人でもうまく
手拍子が出来ると、思います(^^)

 他にも、ストーリーの点でも「ある意味で対等な者どうしの対決」
というわけで、その思想のぶつけ合いがなかなか見物でした。「うん
うん」と思い、涙が流れました。
 1幕の終わり方も、あいかわらず見事ですね。1幕は「あっ」と言
う間だったのに、その休憩時間の長いこと長いこと(笑)

 さて、「騒動」ですが……
 僕より5列ほど下の左通路側に、「月影のナイト」のコスプレをし
た人が座っていました。コスプレをした人自体は毎回いるので気には
してませんでした。
 ところが、最後の最後、カーテンコールの「ラ・ソウルジャー」の
時、その男は客席を駆け下りていき、なんと、舞台に上がっていって
しまったのです!
 最初は「花でも上げにいくのかな? セラムンミュージカルは舞台
越しには上げられないのになぁ」と思ったのですが、駆け上がったと
きは、まじで「何事か?」と思いました。
 踊っているキャストみなさんは一斉に退き、セーラームーン(大山
アンザさん)は逃げるように脇の人(誰だったかな……)に抱きつき
ます。そのまま上手の幕の中へ逃げるように入っていきます。そこの
ところでスタッフが駆け寄り、取り押さえ、同じく上手へ引きずり込
んでいきました。

 観客も手拍子が途切れ気味になり、キャストもざわついたままでし
たが、セーラープルート(斉藤レイさん)が見事に場を取り仕切り、
踊りをなんとか再開して丸く納めて下さいました。観客もなんとか手
拍子を再開。
 こうして、スターズミュージカルの初日は、終わりました。

 客席はざわついたまま幕は閉まり、客席照明がつき、終了のアナウ
ンスがなります。一般のお客さんはゆっくりとではありますが退席し
ていきますが、常連のみなさんはそのまま固まり、話し始めます。
「ふざけんなよ」「だいなしになっちゃったじゃないか」というもの
から、「なんだあいつは、殺してやる」みたいな過激な発言まで聞こ
えました。
 僕は気になって残りたかったですが、友達はそのままゲーセンに行
くと言うことで一緒に外に出て、そのまま駅の方に向かいました。彼
と「千秋楽だったらきっと殺されてるよなぁ」みたいな話をしてその
まま分かれました。が、僕はどうしても気になり、劇場にUターン。

 劇場前のホールには、いつもの常連さんをはじめとした小集団が形
成され、なにやら話し込んでいます。僕もこんなふうにミュージカル
について語れたり一緒に行けたりするグループに加わりたいなぁと思っ
てはいるのですがそんな機会には今のところ、恵まれていません。集
団の中にいきなり加わっていいものなのかどうかも分からないので。
 楽しそうに休憩時間とかに群をなして語り合っているの、いつも羨
ましいなぁと思って見ているんですけどね。誰か仲間に加えてくれな
いかなぁ。

 そんな人達も徐々に去り、30人ほど残っているとき。劇場側の人
が3人出てきて、先ほど上げた発表の方をして下さいました。
 その発表が終わると、僕はつい「明日からもがんばって下さいとお
伝え下さい」と口をついて言ってしまいました。それほど、ほっとし
ました。

 そのあと、残っているみんなの「がんばって下さいコール」に送ら
れ、劇場の方は中へ。残っていたみんな、ぞろぞろと帰っていきまし
た。
 僕もやっぱり、出待ちの気分にはなれませんでしたので、そのまま
帰りました。


 ミュージカルは、今回もそれはそれはすばらしい内容でした。その
おかげでここまで回数も重なってきましたが、ファンも増えてくると
「ああいう奴」も出てしまうものなんですね。大変、残念です。警備
も当然厳重にしなければならないでしょう。客席に積極的に降りてき
て見事に融和した舞台を作ることに成功していたのに、そういう演出
も変わってしまうかもしれません。春公演のような握手会など、もう
あり得ないかもしれません。悲しい限りです。

 でも、一番ショックを受けたのはアンザさんをはじめとしたキャス
ト・スタッフのみなさんでしょう。大変、ショックも大きいのではな
いかと思います。

 ただでさえ大変なのに、僕たちファンがさらに「殺してやる」だと
かの過激な言動を、たとえ友達との間でも劇場などでしたりすると、
余計な不安や心配を周囲に与えて、それはそれで良くないことになり
かねません。
 気持ちは僕もよく分かります。分かりますが「ミュージカルが平和
で楽しく、盛り上がるものであってほしい・楽しめるものであってほ
しい」と思うなら今後の公演では変に騒がないで、楽しく・気持ちを
込めて応援をすることがファンとして、一番大事ではないかと思いま
した。

 「しっかり、公演一回を見終えた」気がせず、後味も悪く気持ち悪
いので、明日も見に行くことにしました。(11時の回、1階席7列
5番に座ります。髪を後ろに束ねている男です。もし見に行かれる方
がいらっしゃいましたら、よろしければお声をおかけいただけると嬉
しいです。)
 明日こそは最初から最後まで楽しく応援してきたいと思います。

MAP2007 ウメポン