#119 Article 7021 Posted at 1995/07/07 17:56:58 by KYOGO (MAP2034) [NO.140]

Subject: Re:*11 ミニが大好き! おしゃれな戦士達 /7020 .... /7001 /6999

ども、話題を振っておきながら、アクセス間隔広いもんで返事の遅い KYOGO です(;_;)
お早い御返事ありがとうございます。
いろいろヒントをいただけまして感謝でございます。
ですが、しかし・・・。


美少年と芸術家、というモチーフ自体は、そらもう古来からずっと使われてきた
ものと思います。それこそギリシャ神話からあるものでしょーし、
萩尾望都だって、その手の作品は他にも何作か描いてたと思います。
そういうモチーフの作品、というだけなら、世にいくらでもあるでしょう。

ですが、今回のせらむんを見てない(であろう)お二方には伝わりにくかったかと
思いますが、その萩尾望都の特定の一作と、今回のせらむんは、
「美少年で人生を狂わせられる芸術家」のような一般的なモチーフでは
とうていくくれないほどに、多くの点で酷似しているのです。

服飾デザイナーである点、作る作品の傾向が急変する点、それが周囲のスタッフと
トラブルを生む点、そしてなんといっても、最後に正気に戻ったデザイナーが、
自分を見失っていた間の作品が間違っていたことに気付き、作り直すという展開
--ここが、かくたさんの指摘どおり、この手の話では非常に珍しい点なのですが--
あたり、もうクリソツでありまして。
で、最後のショーが成功するところまで同じ。

ですからこそ、これらの作品の共通の原型になったような、もろ、こういう
ストーリーラインの作品が存在するのではないかと思ったのです。
ベニスに死す等、指摘してもらった作品群では、それを原型にして、こうも多くの点が
そっくりな2つの作品が生まれた、というのには弱いのではないかと思います。
そもそも、

>上記の例ですと、美少年を手に入れたおっさんはその後必ず破滅するんですよね。

この点でもう、全然違いますし。

(「後で自分を取り戻して、作品を作り直す話」だったから驚いたのですね。
 破滅する話だったら、そりゃもういくらでもころがってる話だから、
 今さらとりたてて「何々と似ている」などと騒ぎはしませんわ)


しかし、共通の原型が見つからないとなると、やはりあれは萩尾望都の
オリジナルなのだろうか・・・
『メッシュ』シリーズは、萩尾望都にしてはめずらしく、フランスの小噺や、
映画や劇などに題材を取ったであろう作品の見かけられるシリーズなのですが、しかし
彼女は、芸術家のスランプの話は、昔から非常に執念深く何作も描いてるので、
これくらいの話をオリジナルで作り上げることもじゅうぶんに考えられますし。

あたしはTVシリーズのせらむんの脚本が、オリジナリティに富んでいるべきだとは
さほど思いませんし、よくあるタイプのお話を、せらむんのキャラでやってみたら、
こんな風になりましたー、のような作り方はもちろん結構だと思いますが、
それでも、これだけ多くの点が、まんま同じだと--ちょっと見ててつらいですねー。

                                  KYOGO

p.s.  それはそれとして、BRSさん御指摘の「パエトーン」はちょっと
      気になりますね。以前読んで・・・るハズなんだけどなあ(^_^;) オモイダセナヒ
      もう一度確認してみたいと思います。
      坂田靖子も、普遍的なモチーフを自分流に処理して話を作るのが
      大変うまい人ですしね。

p.s.2 ああっ、何と言う単行本に入ってるのかわからなひ(^_^;)
      ええっと、何に収録されているか、わかりますでしょうか?>BRS