#119 Article 5130 Posted at 1994/04/13 04:08:46 by 輪違聡司 (MAP3135) [SMOON]

Subject: Re:*5 セーラームーン原作漫画5,6巻 /5128 ... /3176(#70) /3171(#70)

>	この一次情報を糸でつないで、人格を浮かび上がらせるのは、
>	アニメにしろ、実際の人間関係にしろ、受け手の仕事であって、
(中略)
>	そういう意味で、原作には「充分な情報がある。」と
>	私は主張したつもりです。

 ほぼ同意見っす。いや、まぢでまぢで。
 「人格を浮かび上がらせる」だけの「充分な情報」はあると思ってますよ。
 そこらへんが、武内女史の凄いとこだなと思う点で。

 ただね、「充分な情報がある」事が、完成された作品として成立する十分条件と
言えるのでしょうか?

 ……「記号」という比喩は分かりにくかったでしょうか………?
 要するに、プロフィールとか、そう言った意味あいですね。
 例えば、ジュピターなら(彼女が一番挙げやすい(笑))、

 『とっても背が高くて力も強く、ケンカも強い女の子。男っぽい口調だけど、前
の学校で先輩に振られちゃったため転校したという繊細なところもある。実は料理
が上手。一人暮らし。』

 ってなところ。
 分かるんですよ。どういう人物かは。推測も可能です。

 しかし、それがすなわちキャラクターの魅力や存在感に繋がるかというと、また
別なんじゃないかと思うんですよね。

 私はね、別に、武内女史のこの作品での仕事をケナしたり否定しているわけでは
ないんですよ。
 上手いと思うし良くやっておられると思う。
 上で引用したMOSさんの意見を否定するところは何もない。

 ただね、単純に、他の一般的な漫画作品と比較してみると、やはり、キャラクタ
ー描写が「弱い」と言わざるを得ないように思うんです。
 で、私は、それは技量の問題よりは、むしろ、環境の問題が大だと感じた。
 それは何故生じたか。こういう形態を産みだしたシステムの意義は。そういう部
分まで提起したくて話し出したことなんです。ま、それは別アーティクルで言って
ますのでおいておきますが^^;


 続いて、後半のアーティクルに関してのレス。

 んー、つまり、ヒーロー物としての面白さを求めている、ってことですかね。
 よろしいんじゃないかと思いますよ。私もそういう部分の面白さは認めますし、
否定する部分は特にありません。

 でも………「日常の重要性」の提起に対してあそこまで抵抗されたこと、それが
いまだによく分からないところでありますが…………。
 もしかして、「ヒーロー物」「バトル物」としての面白さ、「だけ」を求めてお
られると言うことですか? だったら、私の方が抵抗したいところですが………
 まぁ、この辺は好みに関わることですからねぇ…としておくしかないのかな^^;

 ただ、私は、少なくとも初期に於いては、セーラームーンは「バトルアニメ」で
ある以前に「少女漫画」であったし、セーラー戦士は「戦士」である以前に「少女」
であったと思っています。
 だからこそ、ここまで人気が出た……とまでは言い切ることは出来ませんが、少
なくとも私自身は、だからこそ、かつてハマっていたのだと思っています。

 …って、この前提とした部分を否定されてはどうしようもないのだけど………^^;
 でも私は、かつて、こういう思いを持っていた人間は、少なくないであろう事は
断言できますけどね。

>	ところがセーラームーンではそうはいかないんですよ。あれで主人公
>	を別なのにしてしまったら、もう全く別の話になってしまいます。

 ………それは何故ですか?
 私はここが、重要なポイントだと思うのです………………。

 単に「女の子」だから良かったのか? そういうことなのですか??


 今後、セーラームーンがどうなっていくのか分かりません。
 でもまぁ、どーなっても構わんと思うの。投げやりに聞こえるかもしれんけど(笑)
 別に「女の子版・聖闘士聖矢」になってもいいっすよ。それで面白くなるかも知
れないし。いづれにせよ見ないことには分からないし^^;

 ただ、BM編での変わりぶりを見ると、不安感は抜けないのよね。
 ま、これは、私個人の好みから出てくる不安なんでしょう。たぶん。

 私は、東映戦隊モノ系(そんなにたくさん見たわけじゃないけど)って、あまり
肌に合わないんです。
 なんか閉鎖的世界に感じちゃう。存在しているのは主人公達と敵の組織だけで、
一般の方々はカヤの外。ゲスト的に被害者として出てくる程度で、存在を感じない。
 言ってみりゃ当事者だけが妙に周囲から浮いている世界。
 それに比べりゃシュシュトリアンなんかの方が個人的には肌に合います。
 両親や悪ガキ連中といった、周囲の普通の方々に存在感があって、それゆえ主人
公達の存在位置が明瞭なのね。

 で、BM編のお話って、戦いの当事者以外には人無し、ってな印象があって。
 なんか、とにかく戦ってりゃいいだろ的な感があってどうも肌に合わなかったの。

 んー、要は好みの違いみたいですなぁ。どーにも。
 そう結論付けとかないとホント平行線たどるばっかりですね(笑)

 本音を言えば、私が「日常」にこだわったのは、「なるちゃん」や「春だ」が出て
こなかったからだ!!
 ………とか言っておけばマイルドな感じかな?(笑) ま、それもあるけどね^^;
 ……ゆみこちゃん&くりちゃんなんて、覚えてる人少ないんだろうねぇ……^^;;


                             わちがいそうじ。