#119 Article 4529 Posted at 1993/12/10 09:34:31 by りいめん (MAP3479) [MOVIE]

Subject: Re:*4 映画「美少女戦士セーラームーンR」 /4526 ... /4518 /4497

久々に書き込みをする りいめん です。

 遅ればせながら映画を見てきたので、感想を少しばかり書いてみます。

 まだ見ていない方は、このアーティクルを読み飛ばすことをお勧めします。

 作画、演出とともに今までで最高のものに感じられました。ストーリー自体に
関しても、約一時間という制限された枠で、ストーリーにメリハリをつけること
が要求されていたならば、合格点を与えることが出来るのではないでしょうか。
 とくに、前半30分
                緊張度
 衛とうさぎのキスシーン     ↓
 フィオレと衛の出会い      ↑
 レイちゃん宅での作戦会議    ↓
 花の種の降下、発芽       ↑
 徹夜開けの登校         ↓
 妖魔との戦い          ↑
 タキシード仮面登場       ↓
 フィオレとの戦い        ↑
 公園              ↓
 
 と、シナリオの鉄則である、「視聴者に対して、緊張度の持続を強いない」とい
うことが見事にテンポよく進んでいきました。

 しかし、後半部分は多くの方々が仰るように、「感動のお仕着せ」が顕著に目に
つきました。
 敵役も、1時間枠とはいえもう少し「なんとかなった」のではないかと思います。
キセニアンの花に洗脳されているとはいえ、あれでは底が浅いと感じますね。

 今回はうさぎが主役でした。物語では誰か一人を主役にしなければなりません。登
場人物は、全てこの「主役」を引き立たせるために存在するのです。しかし、後半の
回想シーンなど(とくに「孤独」の話)では、他の4人の戦士が「セーラームーンを
引き立たせるためだけ」にしか存在していません。いわば、彼女たちは「道具」とし
てつかわれてしまいました。

 とくに美奈子の場合は、いまだに42話の設定を引きずっているとしか思えません
ね。ここでも議論されてきたことですが、そろそろ「主役のかげを薄くしない」程度
に脱皮させてもいいと思うのですが……

 たしかに、わき役は主役の為の飾りですが、そのわき役がそれぞれ独自の個性を持
って、うさぎと平行して独自の世界を構築していたからこそ「美少女戦士セーラーム
ーン」という番組のヒットがあったのではないでしょうか。

 以前にどこかのアニメ雑誌に、T氏が「今回は幾原氏の意向を反映しました」と仰っ
ていたので、私は内部のことがわからないのでT氏個人を批評はできません。所々に
以前と変わらないT節が多かったのですが。


 まあ、私の目から見る限りいただけない点も見えますが、全体としてのまとまりは
良かったとおもいます。少なからず感動もできました。


                          りいめん