#119 Article 3443 Posted at 1993/06/05 21:36:18 by 龍ちゃん (MAP3320) [NO.56]

Subject: Re:*7 衛のキス奪え!アンの白雪姫作戦 /3436 ... /3384 /3378

>  さて感想ですが、うーむ、R編以来続いている全編ギャグなんですね。
>  見てて楽しいけど「それだけ」っていうか。

  まあ、あの壮絶なる戦いをもってダークキングダム編が終わったことと比較
 すれば、たしかにちょっち味気なく感じないことはないですな。
  たとえていえば、奈良漬けをいくらか食べ続けたあとにきゅうりの浅漬を
 食べても全然塩気なく感じるようなかんじ(←なんじゃ、このたとえは ^^;)
    
>  そもそもボクがセラムンにハマッた理由は5人のキャラクター性ではなくで、
>  そのバックにあるストーリー性にあったので、今のような展開になって非常に
>  残念です。

  ふ~みゅ、人それぞれですな。あちきは……ま、いっか。何度も書いてるから
 言わずもがなってとこか。

>  敵が出てきてから動いているだけで、目的に向かって主人公が動かないっていう
>  のが最大の汚点ではないかと。

  エイル&アン編はまだ確固たる目的地がないから動きようがないもの。初期の頃
 のせらむんと同じっすよ。ダーク編だって、まずダークキングダムという悪の組織
 が存在するということがわかってから、少しずつストーリーが動いてきたじゃん。
 エイル&アン編も、倒すべきものが認識されて、それから動いていくんじゃないか
 な。もっともストーリー的には奥が浅いから、動いたらあっというまに終わっちゃ
 うけど…… (^^;

>  毎回毎回、受け身だけの主人公を見てるのは結構辛いものがあると思うんですが…
>  どんなもんでしょ?

  ここでいう主人公がうさこだけを指すのか、それとも5人のセーラー戦士を指す
 のかは判断しかねますが、いずれにしろ主人公が能動的になるとどういうことにな
 るか。第34・35話や第44~46話のようなシリアス展開になることは間違い
 ないでしょう。むろんストーリー的にはそっちのほうが見ごたえがありますが。
  原作はずっとシリアスで来ています。アニメのようなギャグ話やサイドストーリー
 はありません。だからストーリーがしっかり統一されています。でもこれは掲載誌
 が月刊である以上当然のことなのです。1ヶ月間、読者の興味をひきつけたままに
 しておくにはシリアスで走りつづけなければならない。変にギャグ話などをいれた
 らそこで流れが止まってしまい、今どういうところまで話が展開しているのかが不
 鮮明になってしまう(1~2ページのギャグだったら然程影響はないでしょうが)。
  でもアニメは“週刊”です。原作と同じリズムでやったら、あっというまに話は
 終わってしまいますし、また、原作を追い抜いてしまう。これを避けるためにDBZ
 やS星矢は「何度やられて傷ついても立ち上がる」式で戦闘シーンを延ばしたり、
 オリジナルの話を入れてきました(それでも避けきれなくなったために、S星矢は
 ポセイドン編で終わる格好となりました)。原作の掲載誌が週刊でさえこれですから、 いわんや元が月刊だともっとペースを落とす必要があります。しかるに戦闘シーン
 を延ばす手法はせらむんには馴染みません。結局もともと一連の流れの中にあるス
 トーリーを無理のないようにいくつかに区切り、これをアニメにおいて話の要所と
 し、その間を普通のエピソードで埋めるしかない。ただ普通のエピソード続きでは
 マンネリ化・ワンパターン化し、飽きられてしまいかねないのでギャグを入れる。

>  別にギャグが いやって言ってるんじゃないんだよ。
>  ギャグはギャグでいいとして、ギャグを入れないとおもしろい作品は作れんのか?
>  って言いたいだけだよ。

 とおっしゃっておりますが、この意味でギャグ話は一種の潤滑油の役目を果たして
 いるのではないかと思うのです。

  別の観点からいうと、主人公が能動的になれば、たしかにストーリーは動きます。
 が、ストーリー展開に力を入れれば、どうしてもキャラ自体の描かれ方が疎かにな
 りがちになってしまう。だから原作のストーリーはバックボーンとしておいて、ア
 ニメでは、原作においてやる時間のない、キャラ自身の描写に重点が置かれている
 のであり、それにはセーラー戦士でなくとも十分であり、むしろ普通の女の子であ
 り続ける必要があるのではないかと思うのです。
  だから、

>    毎回毎回、受け身だけの主人公を見てるのは結構辛いものがあると思うんですが
>    どんなもんでしょ?

  とありますが、普段は普通の女の子で、必要に迫られたときだけセーラー戦士に
 なるようにするというパターンの中では、どうしても“受け身”になってしまう。
 これは仕方のないことではないかな……。
  ストーリーを原作が与え、キャラの描写をアニメが与える―この相互補完作用に
 より、原作もアニメも充実したものになり、原作ファンはアニメへ、アニメファン
 は原作へと流れていく。これがアニメのヒット、「なかよし」の発行部数増加の一
 因だと思うのですがいかがでしょう?

  かように考えてくると、エイル&アン編は完全にキャラの描写を全面に押し出し
 たサイドストーリーとして見て、あとは話が尻つぼみになったり、無理のある終り
 方をしなければそれで十分だなと……

  むしろ、「ちびうさ」編をどう展開していくのか、あちきはそっちのほうが心配
 です(話を原作に忠実に従うとすれば、ブラックムーンがレイちゃんの前に現われ
 から、今月発売された7月号までの一連の話は切りようがないし、仮にうまく切れ
 たとしても、いままでのようにギャグ話は入れられないと思うのですが……)。

 以上、つれづれなるままに長々と書いてしまったため、乱筆乱文は御勘弁下さい


                               龍ちゃん