#119 Article 2535 Posted at 1993/03/06 05:37:16 by 龍ちゃん (MAP3320) [NEWS]

Subject: Re:*12 セーラー戦士の死は残酷? /2529 ..... /2508 /2499

>> なにが正しい作りなのかが大切なのではなく、その9才の女の子がそう思った、
>> という事実の方がよっぽど大事。でしょでしょ??

 
> 同感です。我々のような世代でさえ、あの回の話はかなり衝撃を受けたのですから、
> まして感受性の強い小学校低学年層にとっては、かなり激しい(極端な話、友達が
> 誰かに殺されるのを目撃したような)衝撃を受けたのではないでしょうか。

> 今回の投書に関する件は氷山の一角に過ぎないと思いますaA視聴者(どんな層を
> 主に対象にしているのか)に対する配慮は、今後も必要であると思います。

 大筋において、わたしもそう思います。
 が、この作品はそんなに「死」と相容れないものでしょうか。

 この作品のメインテーマはある一少女の「一歩踏み出す勇気」であると、スタッフ
の一人は言います。それを描くための手段として、いわゆる「おちゃらけ」が使われ
たことは事実です。しかし、その手段であるはずの「おちゃらけ」が一人歩きし、
ギャグとなってこの作品を乗っ取ってしまった。本来はしたがってシリアスな作品で
あるはずなのに、ギャグアニメという印象が強くなってしまった。それで本来の軌道
に戻ったはずなのに、「なにかヘンだぞ」という違和感が生まれてしまうのではない
かと…。
 「シリアスなのにギャグをやってしまう」それがこの作品のウリですが、ラストでは
それがかえって裏目に出てしまったとわたしは思います。
 当初からギャグアニメとして描かれていれば、どんな悪者がいようと、どんな崇高なる
目的をもっていようと、ライト感覚でさらりとラストが描けるものです。そう、かつての  タイムボカンシリーズや、最近でいえば「あげだま」のように。
 これに対して、シリアスアニメなら、いやしくも戦いを要素として描く以上、「死」を  完全に否定することはできないと思います。戦いなんだもの、何らかの犠牲があって当然
でしょ?ギャグアニメなら犠牲なき戦いもギャグで済まされるけど、そうでないでしょ、
この作品は。
 ゆえに、この作品の性格が途中から見えにくくなったことに加え、メインターゲット
たる小学校低学年から中学生に与える影響を熟慮しないで必要以上の犠牲を払わしめ、
かつその犠牲そのものの描きかたも少女漫画風アクションの域を超えてしまったこと、
これが今回の投書を呼ぶことになった要因の1つではないでしょうか。その点原作では
そのことを十分弁えた描きかたをしているし、アニメでだって、第35話はそういう風
になっていましたし…。

 ともあれ、いまさら喧喧囂囂言ってても無意味です。その母親には娘に対して
きちんと説明してほしかったと思う(最近はなんでもかんでもメディアが悪いだの、
環境hォいだの、行政が悪いだの、しまいには社会が悪いだのといって、自分のこと
をてんで棚にあげている人が多いもので…)一方、今後の作品の描写のしかたについて
推移を見守っていこうと思っています。
 P.S さきのアーティクルで不適切なる表現をしてしまったことを深くお詫びします。
     ついかっとなっていたもので…

                  やっぱせらむんにゃ理論は似合わねぇなぁの龍ちゃんより