#114 Article 1218 Posted at 1992/11/26 04:12:35 by W.M. (MAP009) [NO.46]

Subject: Re:*7 かあさんの詩 /1215 ... /1208 /1200

う~む皆さん、私が考えていたのとは全然違うことを感じていたのですね。

  私は、こう考えていました。

「大介は、父親のことをとうの昔に許していた。しかし、父親とは長い間離
れていたので、日常の中でそのことを伝えることができなかった。だから、
父親が帰って来たときに、それまでの惰性(?)で、あのような態度を示して
しまう(つまり、自分でも何に怒っているのか、どうしていいのか分からな
い怒りが、久しぶりに父親に会ったことで、再発してしまうわけです)。

  このわだかまりは、父に向かって、ずっと前に言っておくべきこと、一度
は言っておかなければならなかったことを言い、それに対して父親から真面
目に対応されること(反発されること・この場合は殴られたわけですが)によ
って解消した(すなわち、通過儀式が終了したという感じです)」

  ですから、最後に二人が仲直りするのは、どんなきっかけであってもよか
ったのです。大介が殴られ、なつみの家から飛び出していったときに、二人
の間でなされるべきことはすべてなされ、後は仲が良い家族が仲直りするだ
けなのですから。

  また、過去へのこだわりの感情がふっきれた、という話だと思って観てみ
ると、前の母親と別れることになった説明がないことが納得できます。だっ
て、ここでその説明が出てきたら、今さらどうにもならない昔のことを蒸し
返すことになって、それまでは仲良くしていた後妻や大平とも、これからは
別の態度で接しなければならなくなってしまうじゃありませんか。

  (ここで、離婚の理由を知りたいというのは、単に「他人の不幸をのぞき
   見したい」という、ゴシップ週刊誌的な興味でしかないと思います。だ
   って今までだって、大介は新しいお母さんと仲良くやっていたんですよ

   …とは言うものの、私も別れた説明がなされるのを今か今かと待ちなが
   ら観てしまったことは否めません(^^;;)

  というわけで、自分の持っていきようのない感情を持て余してなつみの家
でパクパクお菓子を食べながら苛立っている大介と、その相手をしているな
つみちゃんが、いつもの二人とはちょっと違った関係で興味深かったです。

                            MAP009 / W.M. (ダブレムと発音して下さい)