#108 Article 45 Posted at 1991/11/24 14:37:20 by TMV (MAP2256) [STORY]
Subject: Re:*19 リンちゃん小説 /43 ...... /24 /23
「巨大なる陰謀 ACT6」 トマスは自分のした事を後悔していました。いままで責任感を持ったことなど無かったのに”リンちゃんの眼が見えなくなった”という結果に恐怖を感じているのでした。その為に食欲も無く眠れもしません。夢の中で血だらけのリンちゃんの顔が浮かんで来るのでした。 T「リンの奴は何処へ行ったんだ。せっかく眼を直してやるのに・・・」 強がって独り言を言っても空しくなるだけでした。いたたまれなくなって病院に向かいます。車の中でも落ち着きません。運転手に八つ当たりするしか能が有りません。 T「もっと速く出来ないのか!」 ワイパーの向こう、ヘッドライトの光の中に白い物が見えました。見る間に近づいて来ます。運転手があわてて急ブレーキをかけて鼻先30Cmで止まりました。それは雨でびしょびしょに成り、這い回ったせいで泥だらけになったリンちゃんでした。外に飛びだしたトマスは腰を抜かしてしまいました。 T「ひ~、リンの幽霊だ。こっちに来るなぁ、恨むんならお母さまを怨め」 R「その声はトマスね・・・」 かすれた声でつぶやきます。 T「やめてくれ、俺が悪かったんだ。銃で撃ったのは俺だよ、だっだからこっちに来るな。助けてくれ~」 ちょうどその時アーサーとエドワードが現われました。 E「ちくしょう、おまえのせいだったんだな。トマスぅ」 猛然とトマスに殴りかかります。右左、また右。鉄拳がトマスの顔に打ち込まれていきます。もうトマスの顔はぐちゃぐちゃです。 A「リンちゃん。病院に戻ろう」 R「・・だめなのアーサー。リンが帰るとパパやセーラが苦しむの・・」 A「そんな事は無いよ。二人はリンちゃんがいない方がよっぽど悲しいんだ」 E「そうだよチビ。帰ろうぜ。だいじょうぶだって犯人も判かった事だし」 3人はトマスの車に乗り込み病院に向かいます。トマスはトランクに押し込んでおきました。病院に着くとジョージとセーラはリンちゃんの無事を喜び、トマスに事情聴取をします。そしてモードリンを呼び出しました。 中略 トマスをネタにモードリンを脅すセーラ達。 モ「わかりました、リンの手術はただでしましょう。結婚も延期します」 J「いや、結婚は取りやめだ。私はセーラとリンとで暮らすつもりだ」 モ「おっほほほほ、婚約は発表してしまったんですよ。破棄などしたら公爵さまにどれだけ迷惑がかかることか。では失礼します。トマス、帰るわよ」 T「待ってよ、お母さまぁ」 J「さあリン、早く眼を直して3人で暮らそうね」 R「パパぁ」 パパに抱き付き攻撃! 3ヵ月後、リンちゃんは術後も良好で今日退院します。 S「さあリン。看護婦さん達にお礼を言って来なさい」 R「はーい。セーラおねえさまぁ」 走って廊下に飛びだすリンちゃん。 J「おいおい、廊下は走っちゃ駄目だよ」 S「お父さま、リンに眼の事を・・・」 J「いや、大人になって自分で判断出来るようになったら教えるつもりだ」 S「そうね、優しく強く美しく素敵なLADYに成った時に・・」 リンちゃんが息を切らせて戻って来ました。 R「はぁはぁ、ねえ早く帰りましょう。アレクサンドラにお話が有るのぉ」 J「ああ、みんなで帰ろう。マーブル館へ」 END 絶対無敵 TMV