#108 Article 278 Posted at 1992/05/10 13:22:42 by TMV (MAP2256) [TMV24]

Subject: 第24話

19/100		第24話5部

 気落ちしたリンちゃんをアーサー達は励まし、マーブル館に着くころにはすっかり元気に成っていました。

R「今日は有難う、アーサー。エドワードもねぇ」

E「ちぇ、俺はおまけかよ」

R「うふふふ、エドワードったら」

A「また行こうね、リンちゃん」

R「じゃ、おやすみなさ~い」

 二人を見送ったリンちゃんは玄関に入って行きました。そこには楽しい気分を吹き飛ばす光景が待っていたのです。恐ろしい顔でにらむモードリンと、にやにや嬉しそうに見ているトマスとメアリでした。

モ「リン!一体今まで何処に行っていたの」

R「アーサー達とお姉様のお見舞いに・・・」

モ「わたくしは許可した覚えは有りませんわよ」

R「でもアーサーがおじいさまに」

モ「おだまり! 言い訳など聞きたくも無い」

R「でも・・」

モ「ただでさえ大変な時だというのに、この子ったら。今日は屋根裏で寝なさい」

R「ええぇ」

モ「さあ、こっちに来なさい」 リンちゃんは腕を掴まれ屋根裏に引きずっていかれまし た。

T「良い気味だ。一生閉じ込めてやればいいんだ」

M「あらおにいさま、たまには出していじめないと面白くないわ」

T「それもそうだな。あはははは」

 ライ麦パン1切れ牛乳1杯の夕食と、ぼろぼろの毛布一枚を与えられて鍵は閉められました。泣き叫ぶリンちゃんに夕暮れの暗闇が迫って来ます。

R「リン、何も悪いことしてないのにぃ。どうしてぇ、どうしてなのぉ?」

R「ママぁ、リンどうすれば良いのぉ。教えてママぁ」

 リンちゃんは夜空に浮かんだ満月に母の面影を映して、悲しげに涙をぬぐいました。

 豪華な食事を楽しむ3人。そこへモードリンに電話がかかって来ました。

モ「もしもし、私です」

?「これは奥様。急用なのでお電話を致しました」

モ「電話するなと言ってあるはずでしょ。よっぽど重要な事なの?」

?「はい。早速調査を開始致しましたが、今日意識が回復したんです」

モ「え、なんて事」

?「ご心配無く。偶然エージェントが病室で調査中でしたので、そのまま寝むらさせまし た。その上新開発の”皮下温熱治療機”と言う物で大脳の前頭葉を70℃ほどに暖めま したので回復は理論上ありません。白痴に成って意識が戻る事は有りえますが」

モ「おっほほ、良くやってくれたわ。早速ボーナスも付けて振り込みましょう」

?「ありがとうございます。また何か有りましたらお電話下さい」

モ「そうね、蓄積かつ遅効性の毒で心臓痳痺を起こさせるのを送って頂戴」

?「お一人分ですね、では早早Bそれでは失礼します」

モ(やった、これですべてが私の物と成るのよ!)

T「おかあさま、何か良いことでも有ったの?」

M「すごく嬉しそうよ」

モ「ふふふ、やっぱり解かるかしら。おっほほほ」

 モードリンの高笑いが屋根裏にまで反響し、リンちゃんの浅い眠りを妨げました。

 第24話 完

次回予告

R「あのモードリンおばさまがおじいさまと結婚するの。そんな時、日本のおじいちゃん から手紙が届くの。パパとも会えないしセーラも入院中だし、ママぁリンはどうすれば 良いの?
 次回のレディレディ!!は ”さよならイギリス” リンはレディへの扉を開きます
 みんな読んでねぇ」		^^

						絶対無敵 TMV