#107 Article 1197 Posted at 1992/12/11 09:54:06 by 狸ロッテ (MAP3280) []

Subject: ロッテ批判

わくわくさん、はじめまして。
わくわくさんのカットはなかなかかわいいですよ。
イルゼはなにか少し足りないな。

批判は「ロッテ本」というより放送の細かいことです。

1.ルイーゼの名前
  ヴィーンの発音では「ルイーゼ」といわないで「ルイーセ」と発音します。
  主人公の名前なので気を使ってもらいたかった。
  これはヴィーン大学の夏期講座で意識的に行われていることが指摘されま
  した。ヴィーン市民かよその人かを区別することが容易にできます。
  由来はよくわからないのですが、マリー・アントワネットがルイ16妃に
  なったことでフランスブームがおこり、フランス風の発音をしたのが
  始まりという説があります。

2.音楽的な事に多少疑問があります。
  パルフィーはヴィーンフィルの指揮者ということですが、コンサートは
  あまりオペラ座で行われることはありません。プログラムをざっと眺めた
  ところでは、有名な歌手のリサイタルの形ではありますが...
  実際オペラは向こうの人の楽しみなのでオペラがなければ苦情が殺到する
  でしょう。コンサートホールはコンツェルトハウス、楽友協会ホール、
  芸術家協会ホールなど沢山あるほか、定期的に主な教会(フォーティーフ
  教会、ミヒャエル教会等)でコンサートが開かれますので、わざわざオペ
  ラ座で開くこともないかとおもわれます。
  
  ミュンヘンでの公演での曲はモーツァルトのセレナーデを演奏していたの
  ですが、あの曲はヴァイオリンのソロが活躍する曲なので、最初の曲だと
  したらパルフィー氏は気が狂っているとしか思えません。
  音楽という非日常の世界に入る為にどこかで区切りを設けなくてはなりま
  せん。それが序曲というものなのです。
  楽器編成もファゴットが多かったり並びが少し変です。
  
3.すぐに結婚できない。
  カトリックの強いヴィーンでは離婚できたのか?それはともかく
  ヨーロッパに見られる風習で、結婚するのは一定期間それが適当か審査さ
  れるのです。つまり市役所一定期間「**と**が結婚します」と張り出
  されているとき、異議があるものはもうし出るのです。
  あと式の最後には証人2を含め4人で署名するのが普通です。

4.生活
  偽ロッテの家は鍵をかけていないようで危ないです。扉の鍵、部屋の鍵等
  鍵だらけになるのが普通です。
  テストの採点の仕方がおかしいかな。
  偽ルイーセは赤い塔通りの家からアトリエにいくのに王宮前を通っていくの
  かな。遠回りです。
  ガベーレさんといった喫茶店「デーメル」はもともと王室御用達の喫茶店で
  す。値段はコーヒー400円、ケーキも400円くらいです。
  ヴィーンには喫茶店が多く自家製ケーキをだすところをコンディトライとい
  います。カフェ・モーツァルト(三越経営)はオペラ座の裏にあり知ってい
  ますけどカフェ・シューベルトてあったけ?

5.イレーネ邸はどこ
  これはいろいろ考えたのですが、風景や市電、通りの名前(コブレンツ並木
  通りはありません。原作のコベンツェル通りも架空でしょう。)から邪推し
  てヴィーン郊外のグリンツィングあたりかなと思っています。
  (赤い塔通りは実在します。シュテファン大聖堂のすぐ北から)

6.ゼービュール村はどこ
  これはもっと難しいです。手掛かりがあまりありません。岩波少年文庫のカ
  バー裏に「...スイスの林間学校でめぐりあった...」とあるからスイ
  スの可能性あり、アニメではマッターホルンまがいのスイスアルプスの山が
  描かれていました。でも、地図を見る限りヴィーンはかなり遠く不利です。
  またスイスのどこにしろ、いきなり反対方向に別れることはないと思います。
  途中まで同じ路線でしょう。(フェルトキルヘで別れるのかな)
  ですから、私の推定ではサルツブルク郊外のサルツカンマーグート辺りかな
  とおもっています。ここはサウンド・オブ・ミュージックの舞台ですね。
  チロルとならんで世界的に知られている観光地、保養地で湖や山や森が多く
  とっても美しいところです。しかも料金がとっても安いのです。ここだと
  ヴィーンからもミュンヘンから近く、3~4時間でいけるし、親達も安心し
  て送りだせるというものです。(^^)

狸ロッテ