#103 Article 1120 Posted at 1992/10/27 03:55:00 by 輪違聡司 (MAP3135) [NO.53]

Subject: Re:*13 走れ夢列車 /1119 ..... /1103 /1094

うーん・・・・・
メージュの前情報がなかったら、今回の話は、ただ「つまんなかった」のかなぁ・・・

私は読んでしまった後だったから、私自身としては今となっては分からない。
ただ・・・いずれにせよ泣いていただろうなぁ、とは思う。私の場合は。

正直な話、メージュ読むまで石田昌久氏の事はまったく知らなかった。初めて聞いた
名だったし、どんな作品を手掛けられたのかも、もちろんお顔なども知らない。
放映前の興味は、むしろ、わたなべ氏が作監をやるという、そのことだった。

私が泣いたのは、たぶん、夢を叶えられずに死んだストーン氏というキャラクターに
対してであったと思っている。ストーリーにせよ演出にせよ、涙腺を刺激させるもの
があった。少なくとも、私にとっては。

泣ける作品=名作、とは必ずしも言えないだろう。ただ、非常に心に残る作品となっ
たのは、確か。


アニメ界の現状云々の話が出てきているが、正直言って私はアニメ界がどういうもの
かはま€チたく知らない。今回のような描き方か、あるいは「セーラームーン」の21
話のような描かれ方のどちらがより真実に近いのかも、実際の所は分からない。

ただ、ストーン氏の職業が何であるかということは、物語からすればたいした問題で
はないのではないか。アニメーターという職種であったことは、ストーリー上では一
つの方便に過ぎないのではないかと思うのだが。重要なのは、自分の夢を心に抱いた
まま死んだ人物がそこにいるという一点だと思う。

過労死などというあまりに哀れな死に方をする人が出てきている現在、現実世界では
ストーン氏のような人物は少なくはあるまい。そういった意味では、ストーンという
キャラクターはあまりにもリアルな感じがする人物だ。いままで「モモ」に登場して
きた人物から比べるとかなり異質だと思う。
しかし、あまりに現実的な対象であるからこそ、またそこに「モモ」がメッセージを
送る意義は十分あると思うのだが。

今回の作品では、夢を持ち続けることの困難さ、そして夢を持つが故の苦しみは描か
れているが、夢を持つこと自体はけっして否定したり諦めてはいないと思う。

まぁここらへん難しいところで、「死んでしまえばおしまいよ」みたいな考え方もあ
りますからね・・・・^^; 今回の話で一番不満だったのは、ストーン氏を最後で死な
せたことです。死なさずにおいて別の描き方で話を終えるという事は出来なかったの
かなーとも思うんですけどね。

いやー放送直後に「この話はいいっ!」なんて書き込んだ私ですけど、うーみゅ、い
ろんな話が出てきてたんですね^^; 皆さん「モモ」を一生懸命見られているんですね。
「なるほどなー」ってうならせられるお話多かったんですけど、中には細部や一側面
のみにこだわったと見受けられるようなお話もあったんで、自分なりの考えも書いて
みたのですが。

確かに、批判点の多い作品ですね。見る人間に絶対的に希望を与えるような雰囲気の
作品じゃなかったかもしれません。見方によっては「諦め」さえ抱かせかねない。
うーん、でも私、泣いちゃったんだよねぇ^^;
まぁ私は、すぐドラマとか見て泣きやすいほうで、人の言うところの「つまんねー浪
速節」みたいのでもすぐ泣いちゃうんですよね。
でも、私は「泣いちまった」自分の感情を大切にしたいです。自分を信じたいもの。


                                輪違聡司。